2006年01月28日

定年からは同行二人(小林淳宏/PHP研究所)

「平均的日本人であり、仏教知識がそんなにあるわけではないし、信仰心が厚いわけでもない」と語る著者は、完全徒歩、遍路中の禁酒、禁煙を目標に1番札所から歩きはじめる。

歩き遍路という冒険に現実的に対応し取り組んでゆくビジネスマンといったおもむきだが、ジャーナリスト出身なのでちょっと軽めで調子がいい。

それでも旅の終わりは感動的だった。

定年後囲碁に熱中し、その記録を『定年からが面白い』という本にして出していた著者のこと、最初から遍路体験記を書こうと計画し、毎日記録をつけていたのだろう。その記述はえらく克明だ。

へんろみち保存協力会の『四国遍路ひとり歩き同行二人』が出版される以前の旅なので、今の歩き遍路以上に宿などにも苦労している。

この本が出版されてから、定年前後の男性のお遍路さんが増えたそうだ。実際によく見かけるようになった。

遍路データ:60代男性/歩き遍路(通し打ち)/1988年7月11日〜8月20日(40日間)

book data:定年からは同行二人ーー四国歩き遍路に何を見た/小林淳宏/PHP研究所/1990年
posted by namo at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 遍路本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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