2006年04月18日

戒壇めぐり

戒壇めぐりとは、仏堂などの地下の暗いところを手探りでまわることで、長野の善光寺のものがよく知られている。

四国八十八カ所の札所のなかでは、35番清滝寺、51番石手寺、75番善通寺で戒壇めぐりができる。

清滝寺では大きな薬師如来像の台座の地下に戒壇めぐりがある。規模は小さく、1分くらいで出てこられるらしい。

石手寺のものはふつうの戒壇めぐりとはちょっとちがう。というか、戒壇めぐりと呼ぶのは適切ではないかも。ちょっとした狂気の世界?

善通寺の戒壇めぐりは本格的。御影堂の地下に約100メートルの暗闇のコースが続いており、科学的に再現されたお大師さんの声も聞けるとか。

個人的にはこの手のものにあまり魅かれないし、お寺のテーマパーク化というか、桂小枝的パラダイスとしてとらえていた。

だが、ちょっと考えてみると、戒壇めぐりの構造は、辺路(へじ)修行の行道(ぎょうどう)や、修験道の胎内くぐりとも似通っている。

戒壇めぐりのような俗っぽいものにも、古来の修行の伝統のなんらかの反映が影を落としているのだろうか。
posted by namo at 20:20| Comment(4) | TrackBack(0) | へんろ雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
「もも」と申します。
遍路で行った訳ではないのですが、先日、善通寺の戒壇めぐりをしてきました。
戒壇めぐりはまったく初めてだったので非常に恐かったです。
真っ暗の中を片手だけで壁づたいに歩くのがあんなに恐いものとは。。。
ネットで調べてみて100mもあったとは...
お化け屋敷より恐いですよ。
少しはご利益あったかしら?
Posted by もも at 2006年05月03日 23:07
はじめまして。コメントありがとうございます。
善通寺には何度も行っているのですが、実は、戒壇めぐりはまだしたことがありません。
今度訪ねたときは、入ってみたいと思っています。
考えてみると、暗闇のなかでの100mはそうとう長く感じそうですね。
善通寺の近くには、讃岐うどんの製麺所やカタパンの熊岡など、素朴なお店も多くて、いいところです。
Posted by namo at 2006年05月04日 21:03
善光寺の戒壇めぐり、行ったことあります!

>戒壇めぐりのような俗っぽいものにも、古来の修行の伝統のなんらかの反映が影を落としているのだろうか。

ふと思ったのですが、もしかして戒壇めぐりって、ほかの日記にも書かれている常行三昧に由来しているのではないでしょうか。
どちらも阿弥陀を本尊として、阿弥陀像のまわりをぐるぐる廻ります。
Posted by からま at 2009年10月30日 09:40
休眠中のブログにコメントありがとうございます。

戒壇めぐりには、やはり、常行三昧や、修験の胎内くぐりの影響があるのかもしれませんね。

「めぐる」「まわる」という行為が、古くからの修行の大きな要素であったことは、五来重氏も指摘されています。

戒壇めぐりや、聖地の岩などをまわる小さなスケールのものから、四国をめぐるという大きなスケールのものまで、「行道」にはさまざまあり、興味深いです。
Posted by namo at 2009年10月30日 23:09
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