2006年06月03日

辺路から遍路へ

古来の「辺路(へじ)」が「へんろ」と読まれるようになり、「遍路」という字に移行し、固定化されていった背景には、もちろん空海の影響が考えられる。

遍路の「遍」は、空海の金剛号(密教ネーム)である遍照金剛の「遍」だからだ。

お遍路さんには「南無大師遍照金剛」というご宝号で親しまれている。

真念に依頼され『霊場記』を書いた学僧・寂本(じゃくほん)は、「へんろ」という言葉に、「ギョウニンベンに扁」の字と、「礼」という字を当てたが、普及しなかった。

「礼」という字は巡礼からとったのだろうが、「ろ」と読ませるには無理がある。「へん」のほうの字も、ちょっとどうかと思う。

やはり、「へんろ」には「遍路」がしっくりくる。

それは遍照金剛の路(みち)、空海の道だ。

そしてそこには、一遍上人(いっぺんしょうにん)の「遍」も隠されている。
posted by namo at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | へんろ雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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